ごきげんよう、都花です。
様々ある香りの種類、今回はオリエンタル系です。
オリエンタルって単純に訳すと「東洋的な」ということです。ヨーロッパから見たインドやトルコやペルシャなど、東南アジアや中近東のあたりのことで、そこから入って来た香辛料や樹脂、ムスクやアンバーなどの動物性香料を使った香りのグループが、オリエンタル系です。
古来のヨーロッパの人たちから見た、オリエンタルなイメージが込められた香り、ということですね。
グループ全体では、どちらかと言えば重く、奥行きがあって、甘く、そして刺激的な香りです。彼らにとってのエキゾチックというのは、そういうイメージだったのですね。
恐らく、オリエンタル系のイメージをそのまま香りにしたような香水。まさに禁断の香り。
とろけるような濃厚な甘み オリエンタル・スイート
オリエンタル・スイートは、エキゾチックな甘さが特徴です。
中近東の樹脂である乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)、マッコウクジラのアンバー、あとはバニラなどの甘みをふんだんに使った、ねっとりしたような、濃厚な甘さがあります。
また、木の香りを沢山使って温かい甘さを足したものを、オリエンタル・ウッドなどとも呼ぶことがあります。
人によるので何とも言えませんが、仕事場につけていくのには抵抗があるくらい、濃厚な香り。特別なデートやパーティなどで是非。
私的にはとても濃厚な甘さで魅了する、鮮やかな大輪の花イメージです。
白檀やバニラが甘く香る、力強いとっておきの香り。
刺激的な魅力の辛み オリエンタル・スパイシー
オリエンタル・スパイシーは、香辛料を使った刺激的で引き締まった香りです。
シナモンやグローブ、ペッパー、ジンジャー、カルダモンなどのホットなスパイスとジャスミンやイランイランなどのエキゾチックな花、あとは先述の動物香料などをブレンドしているものが多いです。
先程のオリエンタル・スイートが甘さなら、こちらはピリッとした辛さの香りです。
ともすると男性的な魅力なのですが、女性がつけると逆に女性らしさを際立たせる、といいます。
たとえが適当か微妙ですが、スイカに塩をかけるとより甘くなる……的な。笑
力強くて中毒性もあり、ほんのり甘さもあるまさに魅惑的な棘のある花のイメージ。
まさにパワフルでスパイシーな香り。モダンな雰囲気も感じられる。
まとめ
濃厚なオリエンタル系は海外では人気なのですが、日本では人を選ぶというか、苦手とする人が多そうなイメージですね。
ほのかな香りを好む人が男女ともに多いからかな、と思いますが。
でも、最近は香料の開発が進んで、独特の重みやくどさが無くなり、軽くて透明感もある香水が増えてきているようです。
興味が出てきたら、ちょっと香りの空気をあおいで、鼻の遠くから嗅いでみる。笑
すると甘さや雰囲気が感じられるので、お勧めですよ。
それでは、ごきげんよう。
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[…] 【香りの種類】刺激と神秘の甘さ オリエンタル系香りの種類、オリエンタル系です。古来のヨーロッパの人たちから見たオリエンタルなイメージが込められた、重く、奥行きがあって […]
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